発表会の参加の考え方

ブログに訪問してくださりありがとうございます。今日は発表会についての考え方について書いていきたいと思います。

以前、「子供の時にピアノを習いたかったけれどもどうしても発表会に出るのが嫌で習うのを諦めた」と言う方に出会ったことがあります。
1人でも多くピアノを習うことが叶うと良いと思っておりますのでこのお話を聞いたときになんとも切ない気持ちになりましたが、やはりピアノの発表会は必要なものだと思います。


ピアノの発表会に出たくないと言う考えにはいろいろな理由があると思いますが、例えば大勢の前で何か発言をしたり、何かパフォーマンスをしなきゃいけないと言うことが苦手と言う感情から出たくないと思うケースもあるかと思います。(私自身もそういったことが苦手で小学生中学生の時はそういうことが苦痛で仕方ありませんでした‥)

どうしてもステージで1人で演奏するということが抵抗がある場合はピアノ連弾という手段もあると思います。一般的にピアノ連弾と言うとまず発表会に初めて出る小さい生徒さんが連弾で初めて出ると言うパターンが多いですが、たくさんの作曲家が連弾のために素晴らしい作品を残しているので、ソロの作品だけでなく連弾の作品のレパートリーを持つことも素晴らしいことだと思います。

私としては発表会に出ることによって、目標を達成するために努力をすること、プレッシャーに打ち勝つこと、そしてそれらを乗り越えたときに味わう喜びをピアノを通して体感してほしいと考えています。

音大を目指すわけではない、コンクールに挑戦するわけではないなどの生徒さんの場合楽しくピアノ弾ければいいから‥と言う理由で発表会の参加を任意にしてしまう指導者もいますが、本当にそれで良いのか熟考する必要があると考えます。

それぞれの生徒さんの成長を最大限に伸ばし、指導者が学んできたことを熱意を持って伝えることを大切にするためには、少なくとも中学生位までは発表会の参加はなくてはならないものだと思います。

大人の方でピアノを習う方の場合は、それぞれピアノを習う目的や、個々のライフスタイルなどに合った目標を立ててそれに沿って充実したピアノのレッスンを長く続けていただくことが大切だと思っております。

私自身指導し始めて数年は、自分の方針と生徒さんの発表会の参加の意向がなかなか一致せず試行錯誤しましたが、それから約15年すべての生徒さんに発表会の参加をしていただいています。(大人の生徒さん以外)

今現在、演奏活動しながら指導をしておりますので、発表会は独立して行うことができず今のところピティナピアノステップの参加を発表の機会にしておりますが、演奏活動で得たものを還元しピティナピアノステップの良さを活かして指導をしていきたいと思っております。

この記事を読んでいただき、今ピアノ教室を探されている方、指導を始めて経験が浅く悩まれている方の何かヒントになりましたら嬉しく思います。

ドルチェ音楽教室 南澤 望





南澤ピアノ教室

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